【植物名】 観音竹・綾錦 Rhapis excelsa
観音竹(カンノンヂク)はヤシ科ラピス属に属する常緑低木です。日本では古くから親しまれており、江戸時代にはすでに観賞用植物として高い人気を誇っておりました。
その中でも『綾錦(あやにしき)』は、カンノンヂクの中でも特に美しい斑入り品種です。葉に細かな白~クリーム色の筋状の斑が入り、全体的に非常に上品で華やかな印象を与えてくれます。古典園芸の分野でも高く評価されており、長い年月をかけて受け継がれてきた伝統的な一品といえるでしょう。
カンノンヂクの名前は、『観音様に捧げる竹』という意味に由来します。実際には竹ではなくヤシ科の植物ですが、葉姿が竹に似ていることからこの名前が付きました。綾錦という品種名は、その葉に現れる細やかな斑模様が、まるで織物のように美しく、錦織(にしきおり)を思わせることから名づけられたとされています。
江戸時代には、観音竹は『富と繁栄の象徴』として大名屋敷や裕福な商家で愛され、多くの斑入り品種が選抜・育成されました。綾錦もその中でも特に高級品として珍重された歴史を持ちます。
【日当たり・置く場所】
明るい日蔭~半日蔭を好みます。強い直射日光は葉やけを引き起こすため、夏場は特に注意が必要です。屋内ではカーテン越しの明るい場所がおすすめです。斑入り品種は、緑一色のカンノンヂクよりもやや光を必要とする傾向があるため、暗すぎる場所での管理はやめましょう。
【水やり】
約1週間から10日に一度、たっぷり水やりしてあげてください。あげすぎると根腐れする原因にもなるため、土の状況を見て乾いたら水やりするのがおすすめです。冬のほうが水を吸い上げなくなるので、お水を上げる頻度を2週間程度あけてあげるとよいです。
全体サイズ:W240mm×D240㎜×H280mm (W=横幅、D=奥行、H=高さ)
※バーレルプランツ盆栽の植物たちはの幹の形がすべて違うため、
すべてが1点ものとなります。
※返品交換はできません。
※枯れ保証はありません。